COOKING INGREDIENTS
FREE
材料
- <分量>
-
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活鮎
2尾
-
紅はるか
200g
-
新生姜
10g
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天丼の汁
少々
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プロのこの技
COOKING INGREDIENTS
FREE
活鮎
2尾
紅はるか
200g
新生姜
10g
天丼の汁
少々
天婦羅(稚鮎、紅はるか(蝶甘藷添え)、新生姜たまり揚)の作り方
天婦羅(稚鮎、紅はるか(蝶甘藷添え)、新生姜たまり揚)の作り方
①稚鮎は、活鮎を用意して氷にて締める。胸ビレ、背ビレ、腹ビレに化粧塩の要領で粉をつけて広げる。衣をつけ、頭、背の部分の衣を指でふき取り、ヒレの開きを確認して、勢いよく鍋に入れる。鍋肌を使い、鮎を形よく揚げる。
②紅はるかは、厚めに庖丁して打粉をし、衣をつけて鍋に入れ、何度も返しながらじっくり揚げる。揚がったら、天紙で包んで4、5分休ませる。薩摩芋を蝶型に庖丁して薄衣で揚げ、揚がったら、先の薩摩芋に添える。
③新生姜たまり揚は、新生姜をサッと湯をして岡上げとし、冷めたら天丼の汁に漬け込む。ほどよく漬かったらスティック状に庖丁し、打粉をして揚げる。
COMMENT
稚鮎のヒレに化粧塩をするように粉をつけるのは、ヒレを広げるためです。鍋に勢いよく入れることでヒレが油に当たり、綺麗に広がります。また、稚鮎を盛りつけた時に躍動感が感じられるよう、鍋肌を使って鮎の形を整えておきます。
今回は、初夏の頃に一番美味しいものを取り上げました。私が思うのは、旬の物の中でも国産の物、無理をして育てていないものを使うということです。新鮮な物を新鮮な状態で美味しくお客様に提供できればと思っています。
鮎は衣をつけた際に頭と背の部分は衣を指でふき取りますが、これは部位によって揚がる時間が違うので、揚がるタイミングを揃えるためです。また、薩摩芋の紅はるかは大ぶりに庖丁し、鍋の中で何度か返しながら、20分くらいかけて揚げます(200gの場合)。そして、天紙に包んで余分な油を取って休ませ、提供する前に庖丁します。添えているのは薩摩芋で作った蝶。カップルでご来店いただいても女性にしか出しませんが、外国の方の接待ではよくご要望をいただきます。蝶型に庖丁するのを見せると大変喜ばれます。