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甘海老・帆立黄身酢掛け

COOKING INGREDIENTS

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材料

黄身酢
  • 卵黄

    16個

  • 出汁

    144cc

  • 薄口醤油

    36cc

  • 味醂

    72cc

  • 72cc

  • 砂糖

    適量

  • 適量

COMMENT

カシューナッツは鍋に冷たい油を入れ、25分くらいかけてじっくりと揚げます。これによって、甘みが大幅に増して美味しくなります。マルトセックは油脂分を吸収して固形化、パウダー化してくれる凝固剤です。今回は、それで海老油をパウダー状にし、添えました。ふんわりと海老の香りが漂って、美味しいです。
黄身酢には、湯煎にかけるもの、直火で練り上げるものがありますが、同じ分量でも直火で仕上げた方がより濃い黄色になって、硬さの調節もしやすいです。今回は、材料を黄身酢で和えますが、和えると水分が出るので、直火で硬めに仕上げています。また、品物によっても違いますが、素材で玉子の味をグッと出すのか出さないのかでも割が大きく変わります。先付で使う場合などは、酢の分量をだいぶ控えます。少し酢の入った玉子ソース的なイメージです。

甘海老・帆立黄身酢掛けの作り方

甘海老・帆立黄身酢掛けの作り方

  1. ①甘海老は、殻を剥き、身を片栗粉で打粉をして揚げ、頭、殻はかるく叩いてサラダ油を入れ、海老油を取る。冷めたら漉して、パウダー剤のマルトセックで海老パウダーにする。

  2. ②帆立をカットし、サッと揚げる。

  3. ③蓮根は、乱切りしてボイルし、甘酢に漬ける。

  4. ④カシューナッツは、冷たい油からじっくり揚げ、冷めたらかるく潰す。

  5. ⑤黄身酢は、材料を合わせて直火で素早く練り上げ、急冷させて、冷めたら漉す。

  6. ⑥先の材料を黄身酢で和え、針野菜を天盛りし、海老パウダーをかける。

松永康治  氏

  • 日本調理師正友六進会/たまさか丸の内
  • 技術理事