「すべての品を手作りする」をコンセプトに、シリーズでお伝えする『伝えていきたいこの仕事 おせち料理編』。第三回は、鴨南蛮焼をご紹介します。作り手は、鈴木直登師範(東京會舘2009年1月)です。

師範・鈴木直登 東京會舘(2009年1月)
鴨南蛮焼は、鴨は中まで味が入るように、脂抜きしてから袋状にして漬け込みます。漬け込むタレは、酒、醤油、味醂の三同割で、だいたい三日間ほど漬け込んでいます。葱は繊切りしてフライパンで炒め、七味を合わせて、先ほどの袋状にした鴨の中に詰めます。七味を入れると抗菌作用にもなりますね。そしてオーブンで焼き、仕上がりに再度タレを掛けて焼きます。
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鴨南蛮焼1 鴨は酒、醤油、味醂の三同割に3日ほど漬け込みます。 |
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鴨南蛮焼2 繊切り葱を炒め、七味を合せたものを袋状にした鴨に詰めます。 |