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「岬がざみ」養老蒸し

COOKING INGREDIENTS

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材料

  • 1人前
  • 原価: 350円
  • 調理時間: 1時間30分
  • 調理人数: 1人
岬がざみ養老蒸し
  • 岬がざみ

    1杯(500g)

  • 仏掌芋

    100g

  • 茄子

    1本

  • 春菊

    1本

  • 占地

    3本

  • 黄菊

    10g

  • 生姜

    少々

  • 吉野葛

    小さじ1/2

調味料(150㏄)
  • 120㏄

  • 薄口醤油

    10㏄

  • 味醂

    10㏄

  • 10㏄

COMMENT

秋の食材の活用という事で「岬がざみ」の煮物替りです。「岬がざみ」養老蒸しですが、旬の時期の岬がざみは身のうま味も食感もしっかりあるので、仏掌芋(つくね芋)を裏漉ししてがざみのほぐし身と合わせて養老蒸しとし、さらに焼茄子の香ばしい香りで包みんでみました。提供が九~十月ということですので、もどした黄菊を銀餡に加えて作った菊餡掛けとしています。
今回は、私の職場がある大分県(豊の国)の海の幸である「岬がざみ」を使って、走り・旬・名残と季節によって変わる料理を考えてみました。
「岬がざみ」は、一般的にはワタリガニと呼ばれる蟹ですが、大分県では岬がざみと呼んでいて、県北東部に位置する国東地方の砂場などで捕れる蟹です。最近では、養殖も行われるようになっていて、上品で繊細なうま味が特徴です。

作り方

作り方

  1. ●岬がざみ養老蒸しは、岬がざみの甲羅を外し、バットに割箸を置き、網を乗せ蟹を浮かせ、酒を振り、二十分蒸す。甲羅を外し、全ての身をほぐす。
     仏掌芋を掃除して酢水に落とし、二十gほど摺り卸す。八十gほど蒸し、裏漉しし、冷ましておく。裏漉しした仏掌芋に二十gの生を繋ぎとして入れ、砂糖、塩で味つけし、蟹ほぐし身を合わせる。巻簾にラップを敷き、仏掌芋生地を棒状にして蒸し器で蒸し、冷ます。
     茄子を焼き、焼茄子を作る。水気を取り、庖丁で開き、種の部分を削り、巻簾に広げる。生地をラップから外し、焼茄子の芯にして巻き、器に合わせて切る。供する時に蒸す。
     春菊は葉をむしり、色出しし、含ませておく。占地も同様に含ませておく。
     菊餡は、銀餡(出汁十二、薄口醤油一、味醂一)にもどした黄菊を入れて作る。
     以上を器に盛り付けて蒸し、春菊、占地を盛り、卸生姜をガーゼで包んで二~三滴落として露生姜とし、供する。

坂 昌二 氏

  • 三和シヤッター湯布高原保養所
  • 料理長