趣味が欲しいと始めた茶道をきっかけに茶懐石料理と出合い、日本料理の美しさに魅力を感じたのがきっかけです。修業1年目から独立したいと思っていたので、知識の引き出しが欲しいと考えて居酒屋やフレンチ、河豚料理店などでも修行しました。当たり前のことではありますが、温かい物は温かい内に、冷たい物は冷たい内に召し上がっていただけるよう調理しています。また、お客様が食べ疲れされないように、適度に酸味のある料理をコースに織り込むことも大事にしています。そして、食事の最後まで楽しんでいただけるよう、〆は白米以外にも季節の炊き込みご飯やお茶漬など、毎日数種類用意させていただいています。独立して七年、移転して間もなく一年になりますが、その日その日を一生懸命に、同業者の方やお客様との縁を大事にして働いています。献立は珍しい食材も取り入れて旬にこだわった料理で構成しているので、食材が持つ香りやうま味をゆっくり楽しんでいただけたら。