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太刀魚・丸十大原木揚

COOKING INGREDIENTS

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材料

<分量>
  • 太刀魚

    120g

  • さつま芋

    80g

  • 伏見唐辛子

    4本

  • 南瓜

    20g

  • 長芋

    20g

  • 銀杏

    12個

  • 帯海苔

    少々

  • 酢橘

    2個

  • 卵白

    少々

  • 片栗粉

    少々

  • 少々

COMMENT

今回は「揚物」について前田正一師範(大國魂神社結婚式場)に学んだ。「大原木揚」を取り上げる。

材料を薪のように束ねたことが由来

材料を薪のように束ねたことが由来

  1. 料理名の「大原木」は、細い拍子木や千六本に切った材料をいくつか並べて、海苔や干瓢で結んで薪のように束ねた料理のことで、京都の大原で作っている黒木という薪に見立てたことから、このように呼ばれています。薪を模しているので秋冬によく作られる料理で、今回は揚物にしていますが、炊いてもよいですし、酢の物などでも使えます。

  2. コメント

  3. 揚物で一番大事なのが油の温度です。温度が低ければ、料理は油っぽくなりますし、高すぎれば焦げてしまいます。よく揚物をする際は170℃くらいがよいと言われますが、これはあくまでも天婦羅を上手に揚げるための目安です。もちろん材料によって適温は違いますし、揚げる食材の量によっても変わります。一度に三個程度揚げる場合は少しぬるめでもよいですが、10個まとめての場合は材料を入れると油の温度が下がりますから、元々の油の温度設定を少し高めにしておかないといけません。

太刀魚・丸十大原木揚の作り方

太刀魚・丸十大原木揚の作り方

  1. ①太刀魚は切り身にし、塩を振る。太刀魚は長さ7㎝、太さ3㎜の四角柱に切って30g分用意し、さつま芋は長さ6㎝、太さ3㎜の四角柱に切って20g分用意する。

  2. ②太刀魚、薩摩芋に片栗粉を振り、それぞれ二等分しておく。

  3. ③海苔を帯状に切り、太刀魚、丸十を束ね、海苔を巻いて卵白で留めたものを2つ作る。

  4. ④170℃の油で色よく揚げ、塩を振る。

  5. ⑤木の葉南瓜は南瓜を木の葉の形に剥く。いちょう長芋は長芋を銀杏の形に剥く。後、木の葉南瓜、いちょう長芋、伏見唐辛子を素揚げし、塩を振る。

  6. ⑥銀杏は殻を割り、低温の油で薄皮を剥がし、塩を振る。

  7. ⑦酢橘を1/2に切り、色よく盛り付ける。

前田正一 氏

  • 日本調理士庖友相互自治会/大國魂神社結婚式場
  • 調理長