からかい煮
次は炊合せです。からかい煮は、からかいという山形の内陸部で海の無い地域で作られた、昔からある保存食(エイの乾物)を使った料理で、昔ながらの郷土食材を使った料理で ...
▽黒さつま鶏低温調理は、鶏胸肉の皮目を金串でまんべんなく刺し、バーナーで炙っておく。鶏ガラでソップ出汁を取っておく。 ソップ出汁を六十五℃に温め、胸肉をその中に五分三〇秒入れ、取り出したらホイルで巻き、常温で置いておく。 肝ソースは、黒さつま鶏レバーを掃除し、水でさらして血抜きし、同量の牛乳で炊き、裏漉ししてペースト状にする。半熟にした玉子を黒酢一、醤油一、砂糖一でひと煮立ちさせて冷まし、裏漉しして牛乳で炊いた肝をペーストにした物と合せて、濃口醤油、砂糖で調味し、肝ソースとする。 黒酢タルタルソースは、茹で玉子裏漉し、玉葱微塵切り(さらして水分をよく絞る)、マヨネーズ、黒酢、胡瓜を小角に庖丁して立塩に浸けた物(水分をよく絞る)を合わせ、塩胡椒で調味する。 砂肝、ハツは、掃除して霜降りした後、ソース煮として形が残るくらいに刃叩きする。 鶏をへいでソース煮を包み、サッと水洗いしたあしらいの野菜と共に器に盛り付け、二種のソースを添えて仕上げる。 ...
数の子山葵白和えですが、数の子は「子だくさん」の意味で正月の料理に使われますが、今回は酒粕に少しだけ柚子の香りを利かせてお客様に喜んでいただきます。 替わり膾 ...
前菜です。パプリカ百合根寄せは、先に黄パプリカと百合根を混ぜた物を完全に冷ましておかないと、後に赤パプリカを流した時に色が混ざってしまうので注意が必要です。 ...
●栗白秋羹は、栗の鬼皮、渋皮を剥いて鍋に入れ、たっぷりの水、糠ぬか、梔子の実を入れて火にかける。ひと煮立ちしたら弱火にし、串がスッと入るくらいまでもどす。水にさらし、糠、梔子くささを除き、一度茹でこぼす。分量の出汁、薄口醤油、味醂と鍋に入れ、弱火で三〇分ほど煮含める。 菊二種は、花びらを取り、少し酢を入れた熱湯で茹で、冷水に取り、水気を絞る。胡桃は空煎りして、薄皮を剥く。クリームチーズをふやかし、水で溶いたゼラチン、薄口醤油で味を調える。仕上げにクリームチーズに菊、胡桃を混ぜ合わせ、流し缶に流す。 ●秋刀魚薄月巻は、鍋に甘酢を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら白板昆布を入れて弱火で五分ほど煮含めて冷ます。生姜は繊切り、三つ葉は茹でて冷水に取り、水気を絞る。胡瓜は桂剥きにし、塩水に浸けてしんなりさせる。秋刀魚は大名卸しにし、中骨を抜いて皮を引く。白板昆布の水気を切り、巻簾にのせる。細巻の要領で、胡瓜、秋刀魚、三つ葉、生姜をのせて巻く。 ●銀杏煎餅は、銀杏の殻、薄皮を剥き、片栗粉をしっかりまぶす。クッキングシートに挟んで叩いてのばす。コンベクションオーブンのコンビモードで乾燥させる。揚げ油一七〇℃にサッとくぐらせ、揚げ上がりに塩を振る。 ●魳菊花押しは、魳を三枚卸しにし、薄く塩をして二〇分置く。塩を洗い流して、水気を拭く。串を打ってガス台で皮目を炙る。焼き目がついたら、氷水に取って冷ます。 昆布立塩の材料を鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちさせて冷ます。黄菊、もって菊は、それぞれ花をむしり、酢を加えた熱湯で茹で、冷水に取る。春菊は、葉をむしり、熱湯で茹でて冷水に取る。黄菊、もって菊、春菊の水分をそれぞれ絞り、昆布立塩に浸ける。吉野酢の調味料を鍋に入れてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉でとろみをつけ、冷ます。型押しにラップフィルムを敷き、魳の皮目を下に向けて入れる。その上に汁気を切った黄菊、もって菊、春菊を重ねて押す。冷蔵庫で三〇分ほど寝かせる。一口大に切り出し、吉野酢を掛ける。 ●鴨南蛮蒸しは、鴨胸肉の余分な皮、脂を除き、フライパンで皮目に焼き目をつけ、一㎝の厚さに切る。 南蛮たれは、鍋に材料を合わせて火にかけ、ひと煮立ちさせて漉し、水溶き片栗粉でとろみをつけて冷ます。冷めたら、長葱微塵切り、獅子唐微塵切り、煎り胡麻、豆板醤、ラー油を加えて混ぜ合わせる。鴨胸肉をバットに並べ、蒸し器の中火で二~三分蒸して器に盛り付け、南蛮たれを掛ける。 ...